山中潤一official

青天の霹靂の山中潤一officialのレビュー・感想・評価

青天の霹靂(2013年製作の映画)
3.8
Youtubeで過去のラジオを漁っていたら
大泉洋と劇団ひとりのやつを見つけて聞いていて
久しぶりに見たくなって
昨日改めてながら見だったけれど見直した。

初見時は浅草キッドを見る前だったけれど、
浅草が舞台でまたフランス座みたいなところがメインで
劇団ひとりはとことんたけしが好きなんだなぁって思った。

初見時からいい映画だなって思っていたけれど、
すんごいあっさりしていて、
重さを感じないのは何だろうなって思ってた。

当時の劇団ひとりが今よりも少し痩せていてちょっとかっこいい。

柴咲コウがとんでもない美人。

マジックがめちゃくちゃ難しいはずなのに、
さらっとやっていて劇団ひとりのかっこいい定義が垣間見える。

うだつの上がらないエンタメ者が、
少しだけ親のせいにしている側面があって、
親孝行とか憎しみみたいなものを
自身が生まれる半年くらい前にタイムスリップで現れ
伝えたいこと受け取りたいものを見に行く物語。

羨ましくてたまらないストーリー展開だけれど、
確実に生まれたであろう別の世界線である
・タイムスリップをして子どもだと打ち明ける
・親と接点を持たずに(予知かなんかで)大富豪になる
・自分が本当に死ぬように仕向ける
・憎しみのまま殺人鬼になる
・柴咲コウを奪っちゃってパラドックスの渦を作り次元の狭間に堕ちる

重くないと感じてしまったのは、
こういった容易に考えられる世界線の中でも
一番無難で一番日本人っぽい選択で
特別感を得なかったからだと思う。

この奥ゆかしさが劇団ひとりがやりたくて残したいことなんだろうと思った。

現代に戻ってきた主人公の晴夫の未来がどうなるかはわからないけれど、ぺぺとチンとして再結成してほしいよな。