あんじょーら

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!のあんじょーらのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エドガー・ライト監督作品、というか、この監督と、役者のサイモン・ペッグとニック・フロストの3人組の映画が好きです。最初に観たのは「ホット・ファズ」という作品、そして同じトリオの作品「ショーン・オブ・ザ・デッド」も面白かったので、劇場に観に行きました。


ゲイリー・キング(サイモン・ペッグ)は40を過ぎたイイおじさんなのですが、未だに自堕落な生活を送っています。そんなゲイリーが学生時代に失敗しましたが良い思い出となっている、仲間5人と一晩に12件のパブで1パイントづつお酒を飲んで回るという『パブクロール』をやり遂げたい、と思い立ち、かつての仲間に声をかけます。仲間たちとは既に何年も音信が途絶え、それぞれに社会人として生活しているのですが・・・というのが冒頭です。



今回は今までのサイモン・ペッグとニック・フロストのバディ感はやや抑え目です。その辺がちょっと個人的には物足りない感じがしました。監督がエドガー・ライトではありませんがこの2人のバディ感あふれる「宇宙人ポール」ほどでは無かったというだけで、やはりこの2人が出てくるだけでとても楽しく観られました。


未来がある、というだけでの高揚感と、中年になった男の悲哀感がとてもコントラストの効いた演出になっています。物語が進むにつれてある秘密が暴かれる事でテンポよく進んでいきますので、とても楽しく観る事が出来ました。


また、お酒が好きな人にはより面白く見られると思いますし、少々成長しきれていない(よく言えば少年っぽさとも言えるかも知れません)人にとっても楽しめる作品だと思います。


エドガー・ライト、サイモン・ペッグ、ニック・フロストの3人が好きな方にオススメ致します。



アテンション・プリーズ!


ちょっとだけネタバレを含んだ感想も書きたくなりました。未見の方はご遠慮くださいませ。

























大好きな3人組とはいえ、完成度として、作品内リアリティとして、ちょっと難ありとも感じてしまいました。『自由』の中にある『ダメになる権利』は理解できるものの、どうしてあれだけの理由で諦めてしまうのかはちょっと解せなかったです。





でも、1度はチャレンジしてみたいですね、パブクロール!