映画はたった2時間で誰かの人生を変えることが出来るのだろうか?
きっと多くの映画がそれを目指しているに違いない。
雑誌"LIFE"と、
そこに勤務する男性とそれに関わる人々を通じて、
人生の目的を解き紡いでいく。
派手な妄想だけが自分の冒険だった彼が、
自分の為に、"LIFE"の為に、
背中を押されるがままに、
妄想だけだったはずの世界に飛び出す。
自分の為に自分の妄想だけで生きてると思っていた彼は、
いつの間にか多くの人を巻き込こまれ、
昨日までの自分には想像も出来なかった自分に変わっていく。
"自分じゃ何も前進出来ない彼"だったはずが、想定内のエンディングで、"自分の力で人生を変えた男"になる。
この映画のいいところはそれじゃない。
好きな女性に声をかける勇気もないような彼でも、
自分一人だけで生きてると孤独を感じる彼でも、
実はそんなことはない。
見えない自分の背中で、
多くの人に影響を与えてる。
多くの人が彼をかけがえのない大切な人だと感じている。
恋や愛だけじゃなく、人として。
そのことに気がついていないあなたに観て欲しい。
それに気がつくには、一歩前に出ることも大切。
"To see the world,
things dangerous to come to,
to see behind walls,
draw closer,
to find each other and to feel.
That is the purpose of life.”
これは素晴らしい。
個人的に感じたこと。
Facebookだったり、Instagramの話も出てきたりして、離れた人とのコミュニケーションが容易に出来ることも映しながら、
紙やボディランゲージ、ひとつのケーキが人と人を繋げる愛すべきツールであることを大事に表現しているのが本当素晴らしかった。
…ただ、
あんだけたくさん面白い伏線を散りばめておいて、ストーリー展開の演出にしないってなに!(笑)
おいたんも、ユキヒョウがみたいな…♪