せい

渇き。のせいのレビュー・感想・評価

渇き。(2013年製作の映画)
3.4
娘が失踪した。探すために友人たちに話を聞くと、娘の知らなかった顔がどんどん暴かれていく。
小松菜奈ちゃんありきの作品だと思った。彼女が微笑むのが、何を考えているのか分からなくて真っ暗なところに落ちている気分になる。人を惹きつけ操って堕落させられていく。
これは彼女に魅了されるのも仕方ないと思う。
役所広司の常に不安定な感じが見ててハラハラした。上手くいかないことがあると暴力や恫喝で何とかしようとする。それでも上手く行かないともうどうしていいのか分からなくなってしまうんだな。
途中、薬を売ってた男の母親?のところに行って「親なんだから責任取れ」と叫ぶシーンがあったけど、自分が橋本愛ちゃんに「親だろ」と言われた時は「知らねーよ」って返す。特大ブーメランなのに他人事なのクズだなあと思った。
クラブのチカチカする感じと、屋上でのシーンのギャップが好き。
せい

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