このレビューはネタバレを含みます
人は、みんな仮面を被って生きている。
それを外すときは、極限られた環境下のみなんだけど、その、限られた環境の中、仮面を外した人間がどうなってしまうのか、というのを描いた本作。
性欲には、抗えないとてつもない魅力がある。
その魅力に正直になれば、人はもっとありのままの姿でいられるのではないか、と思う。
その姿は、傍から見るととても滑稽にも見えるんだけど、それは、仮面を外してない状態で見ているからだ。
もちろん、仮面をして生活することは必要なことなんだけど、その差異を分からずに、単に滑稽だ、と評するのはおかしい。
この作品を見て、自分も仮面を外してみたくなった。
そうなった時のカタルシスは、きっとすごいものなんだろうな、と思う。