28年の服役を終えたヴァル（アル・パチーノ）を親友ドク（クリストファー・ウォーケン）が迎えるが、ドクはヴァルの暗殺を指示されていた。旧友ハーシュ（アラン・アーキン）を加えた3人で一夜を満喫し、タイムリミットの朝にヴァルとドクはある決断をする。
この豪華キャストにしては、やや物足りなさはあった。やたら下ネタ多いし。笑
特にラストはもうちょい捻りが欲しかったような。まあ、あれ以外に終わらせようがないか…
ただ、一晩の荒唐無稽というか、ファンタジーのような世界はすっごい好き。マーティン・スコセッシの「アフター・アワーズ」を思い出す。
特に娼婦のところに何度も行ったり、チンピラたちをボコボコにしたり、盗んだ車で爆走したりと、ワルいオジサンたちが楽しく気持ちいい。
そして、影の主役が女性たちで、みんな個性的で魅力的。
ダイナーでいつも笑顔で人を幸せにするアレックス、売春宿で温かく老人たちを迎えるウェンディとオクサナ、悪党を成敗するシルヴィアと、全員キャラが立ってた。
それに久々にERのキャロル、ではなく看護師姿のジュリアナ・マルグリーズが見られたのも嬉しかった。
