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失恋殺人のdaiyuukiのネタバレレビュー・内容・結末

失恋殺人(2010年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

親の遺産で何不自由なく暮らしている南田(柳憂怜)は、美しい妻・みや子(宮地真緒)に愛されていないことを気に病み、夫婦のかかりつけの歯科医・琴浦(大浦龍宇一)に悩みを打ち明ける。話を聞いた琴浦医師は明智小五郎探偵事務所に、みや子の浮気調査を依頼するのだったが・・・調査を始めた明智の妻・文代(星野真里)は3人の関係に違和感を覚え始める。やがて、事件は誰も想像し得なかった衝撃の結末に向かっていく。
江戸川乱歩の「妻に失恋した男」を映画化。
妻みや子を偏執的に愛する南田、浮気に勘づいた夫を恐れながら歯科医との情事に走る妻のみや子、友人の妻みや子を献身的に愛する歯科医琴浦の三角関係を、探偵の他に自分自身で妻を尾行したり、妻の部屋を物色する南田のみや子に対する執着、受付嬢に覗かれているのを承知で友人の妻を抱く歯科医と深夜家を抜け出してまで琴浦に会いに行くみや子の愛欲、外出する度々に夫の影に怯えるみや子の心情と関係性を丁寧に描かれているので、愛するほどすれ違い愛するほど自身を捨てても守ろうとする愛する故の殺人という軸がしっかりしているので、ラブサスペンスとして楽しめる。
星野真里演じる文代の役立たずの明智を越える活躍を、無鉄砲ぎりぎりの行動力と勘で超小型カメラを駆使してウキウキと調査する様子をチャーミングに描かれていて、いい感じです。
宮地真緒のセクシーなラブシーンも、楽しめます。
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