ピートロ

ラストエンペラーのピートロのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
3.9
坂本龍一の訃報よりも先に小川哲の『地図と拳』を読んだことがきっかけで本作を観ようと思っていた。
溥儀を主軸に戦犯扱いされている現在と紫禁城時代の過去を交互に繰り返す構成が集中力を切らさせない。
坂本龍一は音楽だけかとおもったら甘粕正彦役でばっちり出演してた。
中国の激動の時代という荒波に翻弄される叙事詩系映画にハズレなし。

他のユーザーの感想・評価

なお

なおの感想・評価

4.5
めちゃ良かった
ジョンストンとのやりとりずっと良かった
ラストエンペラー曲は知ってたけど、甘粕役までも、坂本龍一だったことが衝撃やった
み

みの感想・評価

4.0
世界史の教科書でたった数行しか出てこなかったラストエンペラー
こんなに壮絶な運命だったなんて。
お金を払って紫禁城を見物する年老いた溥儀のラストシーンが印象的でした。

作中に出てくる中華の伝統的な衣装に建造物、音楽がすごく美しくて感動。
そういえば、中国史は漢字が多くて苦手意識ありまくりの高校生でしたが、文化に魅了されて、大学入試をする頃には1番得意な単元になりました。

あとやっぱり坂本龍一さんの音楽は一度聞くと、忘れられないです。
またまた本人もでていてびっくり。
後味のわるい内容。

原作・溥儀の自伝『わが半生』

演出のために脚色された部分が多く、史実と異なる点が少なくない。

会話が英語なのも違和感あり。
記録

記録の感想・評価

4.0
この名作を映画館で観ることができてよかった(長かったけど)
狭い世界で生きてきた溥儀の人生が切なくて苦しかった
世界史勉強し直しますそして観光したくなった
ここ最近で観た中で一番スコアつけづらいし、つけるのが怖い
後でコメント
壮大な絵と美しい音楽。

素晴らしい映画に必要な要素がバッチリはいってる、映画のためにある様な物語。

歴史の知識がないと「え?どゆこと?」ってなりそうやし、アジア人も映画話してるから「え?この人何人?どういう設定?」となってややこしく、私も実際見た後Wikipediaで色々読むことになったのだけど、

それはそれとして、切り取りたくなる様な映像と、美しい音楽。トラディショナルアジア感あふれる質感がたっぷり贅沢に味わえる。

壮大なあのシーンやこのシーン、ちゃんと描いてるのすげえ…それから、みんな言及してるけど、セクシーなシーンがどれもオシャレだったな。

何より、豪華絢爛なスタート、そして…という物語があまりにも映画的というか、ある意味ドラマティック(逆シンデレラ的な…)で何度も見たくなる。ラストシーン、いつまでも印象深い。脚色もかなりあるようだけど、そういうことも含めて、映画用に作られたシナリオと思う。

そして、エンディングの音楽が響くシーン、素晴らしい……俳優としての坂本龍一さんもかっこいい……

これは、名作と言われるのも頷ける。大きな映画館で、迫力ある音楽で見たい。

私は隣の席ガチャが外れだったので、今度はいい音楽で集中してみようかな……
ケンジ

ケンジの感想・評価

4.0
最初は展開少なくてあまり面白くなかったけど、大人になって以降色々な人間の思惑に巻き込まれていく描写が惹き込まれるものがあった。

坂本龍一は音楽だけだと思ってたけど、役者もしていてびっくり。
音楽や車を愛する人間が資本主義、共産主義、帝国主義といったイデオロギーの狭間に立たされる苦行のドラマ。『スウィングキッズ』らしさもあるが、主人公が溥儀なので大失敗する『どうする家康』だ。
人が去るたびに坂本龍一の音楽がガンガン流れるの良かった。
ジョン・ローンさん、あまりにナイツ土屋すぎるって。
音楽に 敬意を置いてる
エンドロールが素晴らしい。

歴史を熟知した上で
もっかい観たい..

音楽だけやなかった
坂本龍一
Ayana

Ayanaの感想・評価

4.3
教授の音楽目当てで初めて観たけど、期待以上に内容も引き込まれた、そして生々しかった。教授が悪役すぎたのも意外で面白かった。溥儀の一生があまりに不自由で可哀想で、やるせなくもなった
「ラストエンペラー」の感想・評価を全て見る

ピートロさんが書いた他の作品のレビュー

怪物(2023年製作の映画)

4.2

母親、先生、子というそれぞれの視点移動は『藪の中』だけど、本作はそれに『カメ止め』を彷彿とさせるような怒涛の伏線回収ラッシュが出色。
脚本がテクニカル過ぎてテーマが入って来にくいとか、演出が過剰になっ
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

好みの「オシャレホラー」だったが、ちょっと「意味」が強過ぎた。
シュールではあるが必要以上に制作者の主張がわかりやすいと冷めてしまう…。
美麗な映像や音楽、几帳面な構成などはさすが。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

現在、日本版リメイクが公開されているが、オリジナルの評価が良かったので鑑賞。
深刻なサスペンスでありながらも、これでもかと連続する不運はもはやコメディ。
ちょっとだけ安っぽさはあるけれど、ネトフリで気
>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

数々の受賞タイトルやシネフィルのかたがたの高評価で気になっていた作品。
抑え気味の前半(ひたすらペダントリックな対話が続く)はちょっと意地悪。
「孤高の天才の苦悩」という雰囲気で進みながらも、徐々に明
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

上映時間も短く劇伴や過剰な演出もなく台詞も少ないが、街の息吹やジムの熱気、ケイコの心の葛藤が感じられる実直な作品だった。
車や生活音などのノイズを目立たせることでケイコの障害と孤独が浮かび上がっていた
>>続きを読む

あのこと(2021年製作の映画)

3.8

妊娠中絶の凄絶なる体験映画としてのインパクトはあるが、『17歳の瞳に映る世界』のほうが映画としては好み。
本作ではなぜか理不尽で無慈悲な社会への悲憤という方向に気持ちが集中しづらかった。主人公のタフさ
>>続きを読む