ラストエンペラーの作品情報・感想・評価

ラストエンペラー1987年製作の映画)

THE LAST EMPEROR

製作国:

上映時間:163分

ジャンル:

3.7

「ラストエンペラー」に投稿された感想・評価

映画の雰囲気がいい。坂本龍一(実写)がかっこいい。アヘン中毒の描写がいい。
国というのはあたりまえのようにあるものだけれども、
人が作り、人が壊すことができる仕組みにすぎない。
人の意思に影響される塊。
集団意思によって、それは生まれ、消えてゆく。
日本であっても、絶対的保障はそこにはない、だろう。

時代が変われば、人の意思も変わる。
得をする人もいれば、犠牲に遭う人もいる。

エンペラーの周りには、たくさんの普通に暮らしている人たちがいる。
そのことを何よりも忘れてはいけない気がする。
そして、今もそれはどこかで起きていることなんだ。
Hnk

Hnkの感想・評価

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中国のあの時期、勉強では覚えられないけどめっちゃ好き。溥儀の心の成長と、地位にすがりたいけど現実に気づいてしまってる感じ。人間味溢れててとても良い。
そして小さい伏線がまじ泣かせてくる。
こちらも人間不信になった時度々見たい。
もっと中国映画見たくなる
ベルナルド・ベルトリッチ
アカデミー9部門
1908年 12代皇帝即位(2歳)
1911年 孫文の辛亥革命
1912年 退位 清王朝 滅亡(5歳)
1924年 北京政変 紫禁城を追われ
天津の日本公館に移る
1931年 満州事変(柳条湖事件)
1932年 満州国 建国
1934年 溥儀皇帝 即位
1935年 日本を公式訪問
1945年 ソ連軍の捕虜になる
1946年 極東国際軍事裁判
〃 正妃 婉容 死去
1949年 中華人民共和国 建国
1950年 中国の戦犯管理所に身柄
を移される
1959年 模範囚として釈放
1967年 死去
drugmaster

drugmasterの感想・評価

4.5
清朝最後の皇帝 愛新覚羅 溥儀の一生であり、目まぐるしく変わる社会情勢と数奇な運命に翻弄された人々の群像劇でもある。

溥儀はたった2歳で母親から引き離され、右も左もわからぬまま王座に据えられ、しかしまもなくして起こる辛亥革命では本人の知ることなく清朝は滅び、紫禁城の中だけの皇帝とされ自由に外出することもままならない。
そればかりか北京政変でその紫禁城からも追い出され、それでも王朝の復活を信じて、傀儡と呼ばれながらもかつての日清戦争では敵国だった日本に協力して…
その節々をどんな気持ちで生きてきたのだろう、いや、何度自分を心の中で殺してきたんだろう。
溥儀を取り囲む人々も、皆が色んなものを背負いながら取り巻くものの渦潮で揉まれ、ある者は抗い、ある者は飲まれ…観ているこちらもひいては返す遣る瀬無い気持ちを何度となく味わわされるのだけど、その一方で知らざるところで彼らが固めた歴史の地盤の上に今自分は立っているんだなと思うと、めちゃくちゃ胸の奥が熱くなった。

印象的なシーンが沢山あって、語り出したら止まらなくなりそうだけど。
個人的に一番好きなのは、文繍が、階段を駆け下りて雷雨の中に飛び出すところ。バックグラウンドに流れるrainの力強いストリングス、「傘なんていらない」という台詞。

もちろん、クライマックスに差し掛かる頃、溥儀が子供のようにいたずらっぽい笑み浮かべるあのシーンも良い。

多少の脚色や創作はあるものの、一人の皇帝と彼を取り巻く人々と時代を取り上げて、歴史には表と裏と熱い血潮の流れと魂がある、というのをたったの3時間弱で感じさせてくれる物凄いパワーのある映画だと思った。
mo

moの感想・評価

4.0
壮大な王宮で生涯を穏やかに過ごしたかっただろう男性の、ちっぽけな等身大の姿…
哀愁しかない。
語りが宣教師の英語なのもあって欧米向けの映画感、題材の割には全体的に淡々とした印象はあった。
Yuzu

Yuzuの感想・評価

4.0
ただ切ない。
長いだろうと覚悟して見始めたけど、一度も長いとは感じずに終わった。
それくらい溥儀さんの人生に感情移入してたと思う。
ラストシーンとても感動した。歴史に翻弄され続けた彼だけど、最期は穏やかであったんだろうと思う。
219分版の方も観たい。
あや

あやの感想・評価

3.9
月並みな感想だけど無知ってこわいです あと教授の音楽がすばらしすぎます
EnoTaka

EnoTakaの感想・評価

4.5
やっと見れた。ずっと見たかった作品。すごかった。ストーリーは、最後の皇帝となった愛新覚羅溥儀の生涯を描いたもの。壮大すぎる物語だった。中国の歴史はほとんど知らないからなかなか内容を全て理解するのは難しかったけど、すごく興味深いし面白かった。迫力ある印象的なシーンがいくつもあった。紫禁城、豪華で立派で広くてすごかった。絶対一回は行ってみたい。そして目当てでもあった音楽。これは坂本龍一がアカデミー賞を取った作品でもある。本当に彼の音楽は素晴らしい。レベルが違う。映画として全てのクオリティが高かった。名作。
覇王別姫に引き続き中国もの。

みんな思いっきり英語喋るし、かなり脚色されているだろうとは思うが、紫禁城でのロケ、玉座、ありとあらゆるものの説得力で圧倒された。

想像よりも悲劇的な作りではなかった分、中国4000年の歴史の最期の皇帝の扱いがこんなことになってしまう恐ろしさに震える。

前の時代のものをなかったことにしてしまう、皆殺しにする、全部壊してしまう。全てを新しくしようとするのに4000年の歴史の上に生きていると主張する、中華人民共和国と言い張る姿勢に違和感を覚える。
ハリボテの権威を着せられたラストエンペラー、今や立ち入り禁止の光り輝く旧時代の玉座に座していたのは事実だけど、それはただの椅子だったんだ。
教授の音楽もさすがでした。

しかし我々日本人ってペキンとかシャンハイとかホンコンは読めるけど、 ほかの土地名を漢字で音読みしちゃってるのってどうなんだろう?と関係ないことを考えた。
愛新覚羅=アイシンギョロ なのに、アイシンカクラで世界史とか習うの、どうなんだろう??と。どうでもいいな。
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