ダオ

ラストエンペラーのダオのレビュー・感想・評価

ラストエンペラー(1987年製作の映画)
4.2
1987年に伊・中・英でつくられたベルナルド・ベルトルッチ監督作品。清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の一生を追った歴史大作。

私は子供のころ坂本龍一ファンだったので、わけもわからず映画館にいった記憶ありますが、内容はコオロギんところしか覚えていませんでした。久しぶりに観ましたが見ごたえあったわぁ! 国共内戦についてはちゃんと本を読んどかないとまずいね、まったくかの国は謎すぎるわ。

さてベルトルッチ監督といえば私は『1900年』なんですが、というのもエンニオ・モリコーネのオープニングテーマを坂本龍一がピアノアレンジした曲(たしかNEOGEOツアーだったような)が素晴らしくてですね、美しくてですね、なんだか鎮魂歌的な哀しさもありましてね、当時どっかの音楽雑誌に「スコアにしてください!」ってお願いのお手紙を書きまして、まぁそういう人が多かったのでしょうが、実現して今でもときどき弾いてます。良き思い出です。

生田朗さんがお亡くなりになったのもその頃でね、それで坂本龍一は特別にあの曲を収録したんじゃないかなと勝手に妄想したものです。その生田さんこの映画にお医者役ででてらっしゃったのですね! 立花ハジメも通訳役で出ていてちょっと笑ってしまいました。

最後になりますが映画の感想を。溥儀さんの生涯は「扉を開けて!」の連続でね、時代に翻弄されたといえばそれまでですが、最晩年は人間らしい生活を送れたのかそこだけが気になるところです、はい。哀しいお話でした、はい。
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