クリープファンだと誰もが刺さる。わたしが特に聴き込んだ曲辺りだからこそなおさら胸踊る。自分が悪いってわかっているけど、それまで肯定してしまうと自分の居場所、逃げ場すらなくなってしまう、そんな感情を心に溜め込みがちなリスナーに届く言葉をなんでこんなに書いてくれるだろう。
「社会の窓」みたいに、わたしもあのバンドは変わった、と何度も言おうとしたがクリープは変わらずに帰ってきてくれる曲がある。曲調は少し変わっても歌詞は必ず古参の元へ帰ってきてくれる。そんな安心感で太客たちはキャバクラのように沼るのである。
