1作目はまぁまぁかなと思った程度ですが、2作目はそこからさらに落ちているのでびっくり。
まず2作目ということで舞台設定やゲームのルール等の説明がほとんどされないという不親切さ。相変わらず殺し合いが始まるまでのシーンがやたら長く、肝心の殺し合いの場面も参加者のキャラがほとんど生かされず盛り上がらない。暗いシーンがも多くて、何が起きているのかよくわからない。だいたい、ゲームの参加者が少年少女ではなくプロになってしまった時点で青春映画っぽい空気感がなくなり、感情移入もできないんですね。ジェニファー・ローレンスも全く可愛く撮れていないし。
と、本作の悪いところはいくらでも指摘できるわけですが、良かったところはというと、前作ではゲームのルールに粛々と従っていたヒロインがついに権力者(主催者)に(文字通り)弓を引くところ。この展開は辛うじて次回作に期待を抱かせます(フィリップ・シーモア・ホフマンが亡くなったことが致命傷にならなきゃいいけど)。