このレビューはネタバレを含みます
実在する金融詐欺師の伝記映画。
やってる事は勿論クズなんだけど、
一方で"ダメなオレたちの成り上がり物語"でもある所がミソだったりします。
セックス&ラリパッパの狂乱の中で、仕事(詐欺)に熱中する若者たち。倉庫の一室から始まりグイグイ成長する(詐欺)会社。
今日より明日の方がより豊かで楽しいと無垢に信じて働く主人公たちの姿は、ちょっと羨ましくも思ってしまう。
結局、因果応報な結末とそれでもしぶとい主人公の姿で物語は終わります。
コトの善悪は別として、若者の熱中時代とその終焉、そしてその先を描ききった本作は、ある意味青春映画と言ってもいいのでは⁇などと思った次第。
それにしても、こんなカウンタックの扉の開け方は未だ無かったのではないか。
レオ様最高っす。