進学校の競争社会から脱落し、エリート志向の親にも見放された主人公が、特に目標や夢もなく農業高校へ。豚の解体作業後、豚のしょうが焼きを食べられなくなった主人公とは違って、畜産物を経済観念で捉え、ある程度定められた将来に向かって奮闘する仲間たちに囲まれ、次第に、夢をもたない、もっていない自分が恵まれている現実に気付いていく。
キャストも原作もストーリーも全く知らずで観賞。よい感じでネクラながら意思のある感じを好演してる主演の男の子、一体誰なの？レベルで見始めた。最後エンドロール見て、あ、これがジャニーズでも演技派？でちょこちょこドラマとかやってる子か～名前しか知らなかった。と思うぐらいジャニーズ感のない、違和感なしのステキな演技でした。
今回、広瀬アリス目当てで鑑賞したこちらの映画。レビュー見てると、原作ファンによると、原作ではもっと夢を捨てざるを得ない現実とか深く描かれているらしく、なかなか満点とはいかないよう。でも原作知らずの私は、色んな涙を流しながら、主人公の一生懸命不器用ながら前に進む姿に胸を熱くしました。
色眼鏡を外せば、それなりに楽しく見れる青春映画では。
