アーモンドフィッシュ

アメリカン・ハッスルのアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)
3.7
今、私は沖縄の離島に滞在しているのですが、年末年始で島中の飲食店が閉まってしまい、夜が暇で暇で仕方ない状態。そんな中、一緒に来てるパートナーと「アメリカン・ハッスル」を観ることに。この映画は、1970年代のアトランティックシティを舞台にした、あの有名な収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を描いたもの。デヴィッド・O・ラッセル監督がメガホンを取り、実在の詐欺師メル・ワインバーグをモデルにしたアーヴィン・ローゼンフェルドという複雑な人物を、クリスチャン・ベールが熱演しています。

映画は、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンスといった豪華キャストで彩られています。まるでオーシャンズ11やスティングを思わせるような雰囲気ですね。しかし、この2つの作品のような緊張感は少し欠けているかもしれません。例えばオーシャンズ11の金庫室に入るシーンや、スティングのポーカーシーンなどのように、見ているこっちまで手に汗握る展開というのが無かったので、それが少し残念かなと思っています。それでも、この映画が実話に基づいているというのは、なかなか興味深いところです。

特筆すべきは、クリスチャン・ベールの役作り。彼の変貌ぶりは、観る者を圧倒するほど。また、ロバート・デ・ニーロがゲスト出演しており、ブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスとの「世界にひとつのプレイブック」メンバー再集結が見どころの一つですね。

映画全体の評価としては、終盤のどんでん返しや感動的な要素が含まれており、鑑賞後の印象は上々。ただ、前半の展開が少し観賞しにくいと感じる人もいるかもしれません。

あ…もしかしたら、これが今年最後の映画になるかも。まあいいか

それでは皆様、良いお年を!!