アーモンドフィッシュ

トゥームレイダーのアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

トゥームレイダー(2001年製作の映画)
4.1
アンジェリーナ・ジョリー版「トゥームレイダー」。世間的にはこちらが元祖。で、私は、ちょっと変わり者でしてね、ゲームはやったことなし、アリシア・ヴィキャンデル版を先に見ちゃったんですよ。もう、完全に逆走してる感じです。

アリシアのララとアンジーのララ、決定的な違いって言ったら、やっぱりその超人的な強さですよね。アリシアの方はなんだか現実味があるっていうか、より人間っぽい感じ。でもアンジーのララは、もうね、MCUのヒーロー並みのスペックなんですよ。個人的には、アリシアのリアリティのある強さの方がしっくりくるかな〜。どうやら原作(ゲーム)の方により近いのはアンジー版のようですね。それにアリシア版では父親のリチャードが生きてるかどうかでドキドキしたけど、アンジー版を先に見た人からしたら、「ああ、あそこで亡くなるんだ…」っていうのが、もう分かってたわけですよ。

この映画、ざっくり言うと「光のトライアングル」をめぐる冒険物語です。ララが悪の秘密結社と戦いながら、この謎のアイテムを探す。もう、女性版インディ・ジョーンズって感じかな。あるいは「ハムナプトラ」の雰囲気もちょっとあるかも。ララのガジェット使いがめちゃくちゃカッコいいんですよ。あの、なんだかんだで現代テクノロジーもバッチリ取り入れた感じが、私なんかはすごく好きですね。それがまた、アンジーのカリスマ性と相まって、画面から目が離せなくなるんです。

そして何と言っても驚いたのは、ダニエル・クレイグが出演してることですね。若かりし頃の彼がね。役どころは「敵か味方か、それとも彼氏か?」ってな感じで、はっきりしないんですけど、彼がこの後ジェームズ・ボンドを務めるなんて、見ててほんと感心しちゃいます。