ふじこ

マラヴィータのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

マラヴィータ(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

マフィアの一家がFBIの保護の元に名前を変えてフランスの田舎に引っ越してくるところから。
かれこれ何度目かの引っ越しのようで、家族全員一所に落ち着けない性格みたい。
特の親父のロバート・デニーロの手の速さと暴れん坊っぷりは凄い。実際にはやらなくても、ちょっと失礼な態度を取られると脳内でものすごいバイオレンスが起こっている。

母も悪口を聞きつけてはスーパーを爆破。劇中では過去何度も引っ越す先々で爆破しているらしい。
子供である姉弟の姉は凄くバイオレンス、父譲りの手の速さで転校初日からテニスラケットが折れるまで殴打。
弟は知的犯罪の方に才能がありそうで、転校早々に人の関係性や弱点を見抜いて地位を築く。

家の向いには2人組のFBI監視員が家を監視したり電話の盗聴、リーダーのトミー・リー・ジョーンズはちょいちょい家に来ては大人しくしてろと釘を刺す。

監視されているにも関わらずまぁまぁ好き放題するデ・ニーロだったけれど、ちょっとした偶然が重なって一家の命を狙う別のマフィアに居場所を知られピンチに陥る…って話。

始まりから一家のバイオレンスっぷりが遺憾なく発揮される前半の方は面白かったんだけれど、デ・ニーロの自伝がどうこうはちょっと分からんし、後半で弟が家を出ていこうとして夜の駅で別のマフィアが乗り込んで来たのを目撃する辺りからまた面白くはなるのだけれど、個々のエピソードがちょっと弱いかなぁって。キャラ付けは良いんだけどな。

最後は監視員の2人が死んじゃったのは悲しいけれど、犬は無事で良かった。
犬に"マラヴィータ"って呼び掛けてたから、まさかの犬の名前がタイトルなのか?と思ったけれど、調べたら"悪の世界""裏社会"みたいな意味だった。なるほど~

しかしこんな生活やだなぁ、って思ったけど、親父のみならず母親の方も命を狙われているし、子供たちだけ独立して施設に行ったところで弱味として利用されるんだろうから、皆一緒に居るほうが良いのかな…?血は立派に引き継がれてるみたいだし…。
ミシェル・ファイファー美しかったな~
ふじこ

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