Rei

武器人間のReiのレビュー・感想・評価

武器人間(2013年製作の映画)
3.0
吹替キャスト目当てでDVDを購入し、吹替で鑑賞。

非常によく作り込まれているB級映画。
(B級映画としてのスコアなら4.0くらい。)
映画を観ていると言うより、遊園地のホラー系アトラクションに乗って進んでいるような感覚に近い。

ヴィクター・フランケンシュタイン博士(フランケンシュタイン博士の孫という設定)が作った武器人間の造形がスタイリッシュで格好いい。
絶妙に動きが鈍かったり、殺傷能力が高い個体だけでなく、ただ地面を這っているだけの用途がよく分からない個体も混じってたりするのが微妙にリアリティを感じさせて良い。

普通にストーリーが進んでいったら突っ込んで終わりのところを、POV形式にすることで何が起きるか分からないハラハラ感を与えてくれる。
もちろん、それでもツッコミ所は満載なのだけど。
(あんな狭い通路で攻撃されたら避けられるはずない……。)

グロい描写が多々あるが、いかにも作り物と分かるのでビジュアル的にはそれほど怖くない。
ちょっとユーモラスに感じるくらい。
(例の「こっちの方がちょっと多いか……?」とかね。)
けど、生きたまま人体破壊したりするので、耐性が全くない人は観ないように。



ここからは吹替についての感想。

正直、新旧ドラえもんキャストが共演しているというだけで胸アツ。
大原めぐみさんののび太以外の演技を聞けるのも感動。
木村昴さんも役にハマってた。
(最後の方「ボエ〜」って言ってなかった……?)

けど、何と言っても肝付さんのヴィクター博士。
めちゃくちゃハマってた。
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