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ぼくたちの家族のumimiのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

観始めた時は、ダメなひとばっかりだなと思ってたけど、観終わる頃にはみんな良いひとだった。

特に次男の池松壮亮くん。
彼は愛情深いダメ息子にしか見えない。
そして頼れる長男妻夫木くん。
宝くじのCMの長男とは対極のような真面目で追い込まれてしまう息子で夫。
お嫁さんが自分勝手な人に見えて実は冷静に物事を判断できる心の広い人で良かったね。
そして、いちばんダメダメなお父さん長塚京三さん。
借金して息子を保証人にするわ。
お店で店員に八つ当たりするわ。
寝てる息子に何度も電話するわ。
娘がいたらもっとガツンと怒られてるからね。
優しい息子たちで良かったね。
病気のお母さん原田美枝子さんもね。
借金しまくり。
これを売ってくださいのリストも弱々💦

だけど、

終盤までのストーリーの運びかたと役者さんたちの演技は最高だったんだけど、最後の落としどころがもやもやする。

外資系の会社に転職して給料が上がれば良いのだろうか?
そこらへんがどうにもこうにも非現実過ぎるし、母の病も決して良くなった訳ではない。

全てが小休止でしかないのに、すべてが丸く収まってオールオッケーエビバディハッピーみたいなのは違うと思うな。

家族に認知症を患っている者がいるのでどうしても見方が厳しくなってしまう。
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