てつじ

泣き濡れた春の女よのてつじのレビュー・感想・評価

泣き濡れた春の女よ(1933年製作の映画)
3.6
「それから…それから?」「ああいい天気だな-明日もいい天気だな-あさっても…」。清水宏監督の初トーキー、繰り返すセリフのニュアンスで感情を変化させる実験的試み、落盤事故を起こした坑道を横移動するカメラワークの斬新さ、終盤の岡田嘉子の独壇場の演技を引き出す清水監督の洗練されたセンスが際立っていた。セリフの聴き取り辛さは玉にキズ。
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