見せない演出で貫かれる。OFFでの酒瓶ショットに「飲みましょう」、連絡船汽笛。盛り土ナメの取っ組み合い。また、この頃からリフレイン。「それから?」や「いい天気ですね」と。既に号令のネタをやり切りって…
>>続きを読むラスト30分のシルエットとか階段降りるショットとかビックリする画面があるけどセリフとセリフの間が気になったりテンポ悪くて見てらんないかも。かっけータイトル。やっぱ清水宏は子供わちゃわちゃさせてる感じ…
>>続きを読む北海道の炭鉱労働者を描いた物語ではあるが、実際の中心となる舞台は労働者たちが遊びに出かけるバーであり、空間と人物配置のモダンさを存分に堪能できる。見どころはいくつもあるが、やはりお浜が言葉で健二を言…
>>続きを読む北海道へ向かう船。『果てしなき航路』より殺伐とした極寒の海。シケモクを踏み付けて、新品のタバコを差し出す岡田の登場シーンに刮目。階段によって分断される心。子どもは2人を和解させ、かつ分かつ存在。時間…
>>続きを読む「大学の若旦那」とは対象的な清水宏監督トーキー第1作で、雪深い北海道の炭坑と酒場を舞台にした和製ウエスタン風活劇。大日向傳の男っぷりの良さに惚れた年増のマダム岡田嘉子と、うら若い女給千早晶子の女の情…
>>続きを読むトーキー一発目で『マリヤのお雪』のような和製ウエスタンを撮っていることに驚愕。
どんなに明るく希望を持とうとする話をしていても照明は不穏なほど暗く、役者はほとんどシルエットでしかない画面もかなり多い…
大日方傳(健二
小倉繁(忠公
石山龍児(船員工藤
大山健二(ぐず安/上官?
岡田嘉子(お浜
村瀨幸子(お秋
千早晶子(お藤
市村美津子(お浜の娘おみつ
富士龍子(酒場の女お龍
雲井鶴子(酒場の女お鶴…
湿っぽい映画は嫌いだね。それに、岡田嘉子のエロキューションが気に食わない。語尾を伸ばす話し方に媚態を感じ、古臭さを感じてしまう。多分この映画で一番演技がうまかったのは、子役の女の子だろう。名匠清水宏…
>>続きを読む松竹株式会社