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ラスト・シャンハイのmhのレビュー・感想・評価

ラスト・シャンハイ(2012年製作の映画)
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上海租界を舞台にしたマフィアもの。
なにものでなかったガキ大将と、京劇役者を夢見るヒロインが、シャンハイで、別々の道で成り上がっていく。
ハリウッドのフィルムノワールを彷彿とさせる、シャンハイマフィアの描写が楽しいんだけど、史実に沿ってるかどうかはかなり怪しい。
台東亜共栄圏という日本軍人側の建前を披露するのは、この手の映画では珍しいんじゃないかな。結果、悪役として登場しているはずの日本人がそんな悪くない。悪は国民党軍が引き受けている。売国奴許すまじというロジックだった。
だるーんとなってたサモハンキンポーの伏線回収しなくて笑った。
この時代のこの場所のリアル路線の映画を見たいけど、それは高望みがすぎるのかもな。
面白かった!
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