ヴぇる

パッションのヴぇるのレビュー・感想・評価

パッション(2012年製作の映画)
3.7
フランス・ドイツの共同作品であり、レイチェル・マクアダムスが悪役を務めている。

見事なまでに相手の心を破壊し精神的に来る状況を作りビッチを演出してくれた。
欧州映画の得意なダークな雰囲気を漂わせながらレイチェル・マクアダムスや監督のアメリカンテイストでまとめ上げており、今までにない映画となっている。

ただ興行収入では制作費3000万ドルに対し、1/30近くしか取り返せず大敗北となった。

個人的には面白いサスペンスだし、レズ役のカロリーネ・ヘルフルトは最高に美しい。謎解きは単純明快な解説を入れてくれるお陰でわかりやすい。
ただ、評価されなかった理由としては映画というよりも全体的に安いドラマシリーズのように見えてしまうのも事実で、批判もわかる。
ラストに彼女を殺すのも動機としては弱いし、完全犯罪を企てた割には感情的だ。

サスペンスとしては2流なのは認めるが、個人的には非常に好きな映画だ。
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