KOKOH

バタフライ ルームのKOKOHのネタバレレビュー・内容・結末

バタフライ ルーム(2012年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

自分の娘との関係性が上手くいかなかったから、娘をアウトソーシングしてどんどん狂っていくおばさまの話。アリスという美しい女の子と出逢い、アリスにフランス語を教えたりすることで疑似的な娘への愛を満たしていく。けれどアリスは来るたびにお小遣いをねだりどんどん値段が上がって行く。歪な関係性。レンタル彼女みたいなアウトソーシングを自らプロデュースできる中学生凄いな。でもアリスにとっては数多いる『娘のように接してお小遣いをくれる都合の良い大人』のうちの一人で、なんなら彼女の中では優先順位は下の方。そこで独占する為にありとあらゆる手段をつくす。標本にして永遠にするという狂気しかない発送が怖かった。
そしてたぶん、常に次のターゲットを、今回は失敗したけど、娘を愛する疑似体験をさせてくれる人をこの人は求めてそして結局永遠を求めて標本にするんだろうな。そしてその血は争えないのを示唆した最後の家族写真が不気味でした。
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