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バタフライ ルームのmのレビュー・感想・評価

バタフライ ルーム(2012年製作の映画)
2.5
気軽に観られるサイコ映画。
重厚感はないものの、着目点は好き。

重い映画を観る気にもならず、でも映画は観たいという葛藤の中選んだ今作。
アンという怖い顔をしたおばさまと少女の話。

まずは、アン役のバーバラ・スティールさんの顔が怖いこと……。
やらしいおばさま役は完全に合う。
今回、サイコ役だけれどもう画面に映ってからすぐに「こいつだな」と安心させてくれる。
なのだけど、このバーバラ・スティールさんをサイコ役に持ってきたキャスティングが素晴らしい。

話を追っていくと、どうやら今作にはサイコはもうひとりいる。
こちらは本当に可愛らしい顔をした人。
サイコとまでいかないにしろ「怖いなぁ」と思わせてくれる賢い人間がいる。
アンの顔付きで安心させといて、もうひとり出してくるのは面白い。

アンは先天的なものだと思う。
サイコパス。
もうひとりの人間は後天的。
環境やらのソシオパス?

この着目点は意外性という気がする。
ありそうでない。
女の感情(嫉妬・母性・憎悪)などがある作品。

ただ今作が2012年の作品とは驚き。
90年代とかの画質だし、展開も……B級といった位置付けになるのかな。
ソシオパスが出てきてからのストーリーも特に……。
サイコパスの標本ってあたりがもうありきたりよね。

ストーリー : ★★☆☆☆
映像 : ★☆☆☆☆
設定 : ★★☆☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆

cc/禁断の世界を、見せてあげる。
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