もう夏

いとしきエブリデイのもう夏のレビュー・感想・評価

いとしきエブリデイ(2012年製作の映画)
3.3
金曜日の午前10時、お風呂上がりに食堂にて鑑賞
今日曇り気味だから食堂が暗くていい☺️
90分

イギリス、ノーフォークの小さな村。ステファニー、ロバート、ショーン、カトリーナの四兄妹と母親カレンのありきたりな家族。他と違うのは父親が刑務所にいること。父親と過ごせない間も季節は巡り、子供達は成長する。そして5年の時が流れ……。
名匠マイケル・ウインターボトム監督が「ひかりのまち」のスタッフ、キャストと共に5年間にわたり撮り上げた。子供達が実際に成長していく変化も見逃せない。

よかった……
父親が「不在」の家庭の素朴な優しさと絆を描く、ドキュメンタリータッチの映画。
難しいよね、4人も子供がいるのにお父さんが刑務所入っちゃって……。「お父さんが刑務所にいる」っていうことがどういうことか、これから理解する年頃だもんなあ……
子供の「毎日」を見られないことが、大きくなったね、なんて分からないくらい傍にいることが出来ない毎日がどれだけ切ないものなのか
この子供たちは実際の四兄弟を起用して名前もそのままで撮ってるんだよね……だから凄いリアルだし、そのままの家族の温かみとか、切なさとか、それでも毎日毎日続いてく日々を生きてる家族のみんなの健気さとか……凄いなあ……みんな頑張って生きてるんだなあ……
監督曰く「何も起きない日常が大切」そのありきたりで溢れかえったメッセージが、こんなに幸せな大切なことだと感じられるとは……
本当に素敵な映画だった

ていうかこの綺麗なお母さんなげきのまーとるだなんて誰がわかるよ……

監督曰く「妻への愛、子供への愛が長い不在を生き残れるか。僕の希望として、生き残れるところを描きたかった」んだって……愛って素敵だなあ……凄いなあ……

「なついてる」
「そりゃそうさ 妹だからな」

「マン、ウーマン、マン、ウーマン、マン、ウーマン……」
もう夏

もう夏