ガシソレ

her/世界でひとつの彼女のガシソレのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
1.7
オチがなかった。
起承転結の起承転で何が起きると思いきや、そのまま終わった感じ。
中だるみも長尺に及んだ。
そのため、OSに恋をすると言う設定が面白そうだったのに、なかなかのつまらなさだった。

これでアカデミー賞のオリジナル脚本賞を受賞したと言うので、アカデミー賞も大したことないなあと思った。

そもそも主人公は声、しかもコンピューターだと知っておきながら、どうして彼女を好きになったのだろうか?「例え声だけのOSだとしても、そんなことを言ってくれたら好きになるわー」と言うこともなく、全く共感が出来なかった。
そして、彼女がどんな顔なのか見てみたいとか思わないのだろうか?と思った。彼女の肉体が実在しないとしても、私なら「君の姿が見たい。画面に写して見せてくれないか?」と言うだろう。CGでも良いのでなんらかの姿を見せてくれないと実在感を感じない。好きになるにしてもそれからでも遅くはない。

OSの彼女にも共感が出来なかった。
主人公が他人に代筆した手紙を勝手に出版するなんて、守秘義務違反だし、倫理観が欠如していると思った。

ただ猫の死体で首を締めて欲しいと言う女性は少し面白かった。
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