まみむめもえ

her/世界でひとつの彼女のまみむめもえのネタバレレビュー・内容・結末

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

LDRと変わらないかとも思えるくらい違和感のない関係性から、OSであるが故の別れ。
高頻度で話ができていて、心が繋がっていれば会えなくてもここまで関係が構築できるのか。
ダブルデートの時に、会話は違和感なくできても、相手カップルの目線が方々にいっていて違和感を生んだ。物質的に存在することは、複数との関係性になった時に不可欠になってくるのでは。
複数人と恋人関係とわかった時の説明を聞く様は、ヘテロのバイラテラルな関係性しか知らない人がPolyamourを説明された時に近い感情だろう。
今やAIと日常的に会話し、ネットで遠距離恋愛の相手を見つける、バイラテラルな関係も当たり前ではないような世界。この映画リリースの時代よりも、他人事じゃない、relateできると思って観ている人が多いのでは。年を経てより理解されることとなったと言う意味で実験的なおもしろい映画だと思った。


曲が素敵。
写真がないからその瞬間を切り取るために曲を作る。
まみむめもえ

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