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her/世界でひとつの彼女のsoumaのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.2
“I'm yours, and I'm not yours.”

AI彼女(CV.スカヨハ)

ロボットなどに実装されたAIではなく
ただのソフトウェアとしての存在であり
リアルな接触はないにもかかわらず
次第に架空のキャラクターでおさまらない存在に。
性的にも
なかなかに際どいところを攻めてる作品。

サマンサを他人に紹介するあたりで
流石にやべーやつだなって思ったけど
アニメのキャラをリアルで嫁って言ってるのと
あんまい大差ないかと冷静になった。笑

自分を裏切らない
自分だけのキャラクターであれば
そりゃ恋人としては心地いいよね。
だけど
心まで通じたはずの彼女に
もうここにはいられないって言われたら
自分の心は
現実で振られる以上にショックかもね。
なんせ、コンピューターに振られるんだから。

しかも、別れる理由が超越しすぎてて
もう理解できない領域の話って。
こんなのどーすりゃいいんだぁ。


◆ビジネス的には全然あり
相手との受け答えをして学習していく性別ありAI。
しかも、相手の趣向を学習していく。
学習データベースは利用者が増えることによって
さらに精度があがっていくという
無駄のないプラットフォーム。
こんなの開発したら
完全に新しいビジネスモデルになる気がする。笑
絶対世界で覇権とれる!
石油王になれそう!笑

アバターはあってもいいけど
グローバル展開を狙うなら
想像力を駆使できるぶん
ないほうがよさそう。

問題はやっぱり声だよな〜。
合成音声を肉声レベルまで上げたいところ。
これだけでもすごい特許になりそう。
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