このレビューはネタバレを含みます
モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」と青山剛昌原作の「名探偵コナン」というそれぞれ絶大な人気・知名度を誇る怪盗と名探偵が共演したクロスオーバー作品である本作。まずはやはりこの2作品のコラボには目を惹かれましたし、TVアニメでのクロスオーバー作品からの繋がりもあり、"どんな内容が描かれているのか"がとても気になり視聴前から大きな期待を抱いていました。そして、大きな期待を胸に視聴をはじめたのだが、冒頭から面白い展開が映し出され一瞬で心を奪われましたし、「ルパン三世」「名探偵コナン」の両作品のキャラクターらが織り成すユニークな掛け合いは見応えがあり単純に面白かった。とくに江戸川コナンと次元大介の不思議な関係性には思わず笑わされました。描かれている物語も理解しやすい内容となっているので年齢問わずに誰でも楽しめる作品だと思いますし、TVアニメ版とは違って"ルパン三世の魅力"が活かされたものとなっているので、オールドファンにも受け入れられる作品ではないでしょうか。両作品の異なった世界観や魅力が見事に融合された"最高の娯楽作品"という印象を強く受けましたし、間違いなく良作かと。ただ、強引な展開やつじつま合わせは見受けられますし、腑に落ちない点もあるのは確か。だが、さほど気にするようなことではないですし、何も考えずに視聴をすることをオススメ。
