怖さで言えば少し弱く、身体の芯まで冷えるようなビリビリした怖さやハラハラやゾッとするシーンはなく、結末までが少しのんびりしてるというか悪く言えば進み方が弱い。サスペンスのはずなのにかなりゆっくり時が流れていくような不思議な感覚がある。映像として綺麗ではあるが、展開自体は目新しいものではなく分かってしまう人には分かってしまうのでは。
不自然に出てくる「煙草」がかなりキーである。
最後の激白でかなり持っていてくれるのだが、やはり「ウワー!!!すっげえ!!!!」となる訳ではない。けれど観た後の満足感を考えると、作品全体としてはフラグを回収し綺麗に収まっていたようにも思えました。