kkkのk太郎

ザ・ビートルズ・イン・アメリカのkkkのk太郎のレビュー・感想・評価

3.3
ザ・ビートルズのハンブルグでの下積みからアメリカでの大ブレイクまでの過程を追うドキュメンタリー。
25分の本編に加え、彼らが『エド・サリヴァン・ショー』に出演した際の演奏11曲分をその当時の映像で鑑賞することが出来る特典付き。

ザ・ビートルズが如何にしてアメリカでの人気を獲得したかを学ぶことが出来る、なかなか勉強になる一作。
テレビが一般庶民に普及するようになった60年代中期という時代が、ビートルズの人気に拍車をかけたわけですね。

確かに4人のルックスはテレビ映えする。
チャーミングなポール、お茶目なリンゴ、クールなジョージ、ハンサムなジョン。
それぞれがキャラクターの違う色男と言った感じで、女性達がキャーキャーいうのもわかる。

ドキュメンタリーの内容も興味深いが、何より素晴らしいのは、彼らが出演した『エド・サリヴァン・ショー』でのライブを当時の映像で観ることができる点。

「ついにアメリカに進出してやったぜ!」とでも言わんばかりに、彼らの表情から自信が伝わってくる。
特にポールとジョンの表情が良い。演奏することへの楽しさと、圧倒的なカリスマ性を感じます。

この時のジョンの声が良いのです!
特に「ジス・ボーイ」でのジョンのソロ・パートが素晴らしすぎー!

当時のアメリカ国民の60%、7300万人が観賞し、視聴率70%オーバーを叩き出したという伝説の映像を観ることが出来る、ビートルマニア必見の一作。
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