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イカボード先生のこわい森の夜/イカボードとトード氏のmichikoのレビュー・感想・評価

2.0
ディズニー長編アニメーション第11作目にあたる本作は、イギリスの児童文学『たのしい川べ』とアメリカの小説『スリーピー・ホローの伝説』を原作としたオムニバス。

『たのしい川べ』は自分勝手でどうしようもない大富豪のトード氏が巻き起こす騒動を描く。主人公の性格が破綻しているのは『クリスマス・キャロル』など昔の児童文学では多々あるのか。反面教師としての物語だが、心を入れ替えるのかどうかトード氏はそこまで甘くはない笑

『スリーピー・ホローの伝説』では首なし騎士の話は少しだけで、どちらかと言うと主人公イカボードの風変わりな性格と彼の色恋沙汰に集点が当てられる。良い教師ではあるのだが、美食に目がない何ともいえない不思議なキャラである。そして彼が迎える結末は中々にホラー笑

監督やアニメーターが描きたいアニメーションを心ゆくまで取り入れたのかと感じるほど各キャラクターの動きが本当に楽しい。
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