Taul

何食わぬ顔のTaulのレビュー・感想・評価

何食わぬ顔(2003年製作の映画)
3.0
『何食わぬ顔 (long version)』(2003)初鑑賞。@シネ・ヌーヴォ「濱口竜介監督特集上映 言葉と乗り物」。濱口監督の長編デビュー作。現在まで続くドキュメントとフィクションの境を仕掛ける作風。今これは撮影記録なのか、映画なのか、それも撮影描写なのか、いや映画内映画なのか、が曖昧になる面白さ笑。でもやはりコミュニケーションとそこから生まれる想像の要素が強いのもまた濱口流。8mmで撮ったこと以上に全体に荒っぽい(特にアフレコ)作りだがそれも見越しての青春劇にしてる感じも。濱口監督自身も主要キャラで登場して演技を。監督というメタ的な役で声も個性的でやけに目立ってる笑。こういう映画の構造、語り口、役者兼務、それら含め何食わぬ顔なのか。
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