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インターステラーのおはうちのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
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車でドローンを追ってコーン畑を突っ切る場面、浪漫と躍動感が一致していてホント気持ちのいい映像、素晴らしく美しい。宇宙の暗黒は映画館での鑑賞の為にある。ワームホール・ブラックホール・五次元世界など異空間突入のビジュアルがセンセーショナル。

序盤、コーン畑のシーンなどは撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマの実力からじゃないか。五次元空間のビジュアルなど、SF的な絵面は今後のノーランにも期待出来るが、子役や農家のようなシーンを魅力的に撮れるかは定かではないな。

指が伝導して秒針が動くのに泣かされる、物凄く素朴な動き。愛を数値化できる無謀な確信をビジュアルで応えている。

宇宙での緊急ドッキングシーンで掛かる『No Time For Caution』が好きすぎるので映画館で聴けて最高。最小単位の動きしかしないのに尊大なサントラで盛り上げるのが実に本作らしい愚直さ。宇宙船の時計型デザインのシルエットが美しく映えるロングショットがエモい。

「怒れ、怒れ」の詩を使う奴は信用できないストーリーで、マン博士も話すから信用ならない。ビデオメッセージでマイケイル・ケインが「怒れ、怒れ」と言い始めると白けるアン・ハサウェイに笑った。
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