リョウスケ

インターステラーのリョウスケのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

はっきり言って作り込みがすごい。
惹き込まれる。
これぞクリストファー・ノーラン監督。

とにかく作り込みがすごい。
観客が理解できる範囲で、あの複雑さと繊細さ、そこに愛まで絡めてくるのは天才としか言いようがないです、、。
モールス信号や重力など、馴染みのある言葉の中だけで物語を紡いでいるのが本当に素晴らしかった。
完全に大好物の映画です。

以下、ストーリーの感想↓
愛や家族というテーマがどこかにあって、最終的にその一つの愛が人類を救うことになっているのだと思いました。

時間や重力、そして愛、という目に見えなくて自分では操作できないものが題材なだけに、目に見えないものの大切さを教えてくれているような気がします。
だから魅力的に感じたのかもしれません。
特に「愛」は目に見えないし、自分で操作できるものでもない。なのにすごく大切なものだという。
みんながどこかに持ってる愛は小さなものに見えても時に人類を救うほど偉大だ、というこの映画からの大きな一つのメッセージにも感じました。

じわじわとクライマックスに向けてブランド博士やAIロボットとの絆も深まっていき、最後はその信頼関係が奇跡を紡ぎ出していくというストーリーには、感動しました。
しっかり相手を理解すること、許すこと、認めること。本当に大事なものは心の中にあるのだと思わされます。
SF映画の良さって妄想とかアクションを楽しむだけじゃなくって、その過程で人の生き方を追体験できることじゃないのかな。