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インターステラーのMのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

食糧危機になった地球で、移住可能な星を探して旅立つ主人公クーパー。

途中内容が理解できない場面もありつつ、全体的におもしろかった。
地球を救うために必要なブラックホールの情報をクーパーが未来から時空を超えて娘に伝えていた、と理解した。

3次元に生きる私たちにとって4次元、5次元は想像することができない。
4次元は3次元に時間という概念が加わったものという理解だったが、鑑賞後に調べたところ必ずしも時間とは限らないとのこと。
5次元は4次元のさらに先であり様々な考え方があるようだが、無数の時間軸が存在する世界とのこと。

たしかに、上記のような次元の考え方であれば時間を超えて娘に語りかけることは可能のように思える。

私たち人間にとって4次元以上は想像できない時点で映画を作ることはかなり難しいのもであると思うが、それでもこれだけの内容、描写で作品を作るということはすごいことだと思う。次元の内容に限らず、他の星に関する理解、人間同士の関わりを含んでこの作品を作り上げたのには、さすがとしか言いようがない。

クーパーが酸素があと2分のところで救出されたり、アメリアを救うため124歳にも関わらず再度宇宙へ向かうなど、色々と都合がよく進む部分もあり、そのあたりは映画だなあと思ったものの、なかなかおもしろかった。
クーパー自身が中心に物語は進むものの、「選ばれたのは娘のマーフだったのだ」というセリフもあるように、マーフがいないと人類は救われなかった。
マーフがクーパーの送った情報を元に方程式を解けるという何よりも強い信頼、愛情があることがカギとなっていた。

息子トムの23年分の人生が、彼からの数分間のメッセージで伝えられるシーンでは、クーパーにとっての数時間が地球では何十年になっていることが痛感させられる表現で、胸が締め付けられた。
大津波のシーンでは描写が恐ろしく、ドキドキした。映画館で見たかった作品。
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