2024年65本目
SFはキューブリックの『2001年宇宙の旅』しか観たこと無かったので、有名なSFから鑑賞することにした。
確かに内容は科学的考証に基づいているので、難解であった。だがいくら理論や科学に基づいていても、結局「愛」や「感情」が露呈してしまうのは仕方がないのかもしれない。実際物語の中でも登場人物がエゴのために遠くの惑星から生存可能信号を送り続けて助けを求めていた。主人公自身も宇宙へいく計画に参加したもののその行動の裏にはやはり、娘への「愛情」があった。人類を救うという大きな野望を成し遂げるのと、自分の身近な人を守るのでは後者を優先することが多いのだろう。前者では規模がデカすぎる。
緻密な科学的考証を盛り込んだ中にヒューマニティを混ぜた作品は非常に面白かった。
