旨味

インターステラーの旨味のネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて見たのは映画館で。大学の先輩と2人で見た。
思い返せばその時、先輩の夫になる人も、偶然同じ館で、同じ回を見ていた。作品が作品だけに、運命的なものを感じている。
僕には絡んでない運命だが………


とにかく、僕は頭が悪いから、何度も何度もこの作品を見返している。

そしてその度に感じること。
「あなたを幽霊かと思った」
「我々は橋渡し役だ」
「愛してる」
「俺の娘だぞ」
「だって私の父さんが約束してくれたもの」
……3時間近くもあるのに、意味のないセリフは一つもなく、全部が繋がってるということ、そしてその繋がりが、ノーランが描こうてしてるものに与える説得力の強さ。パワー!



「見た本数は問題ではない。何度も見返すべき作品というものがあって、それを見つけるために本数見る必要があるのだ」と淀川長治さんは説いた。
僕はそのうちの1本に出会えたと思う。


ブランド博士の直感は初めから正しかった。
科学的根拠が無かっただけだ。
愛は実在する。
愛は知覚可能な、重力も時空も超越する、5次元空間よりも偉大な、人類の最大の発明だ。
旨味

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