B姐さん

インターステラーのB姐さんのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

前情報で、『2001年』の影響を受けているとのことだったが、観た印象はノーラン版『2001年宇宙の旅』というより“高尚な”『アルマゲドン』。作品の舞台は『サイン』のよう(家族構成も同じ)。

とにかく長い。M・マコノヒーが宇宙飛行士になるところがやけになし崩し的なのに、宇宙に行ってからがエラく長い。長くなる理由はわかるが、体感時間は2才老けたぐらい長い。だから途中から「マコノヒーがんばってるなあ」と完全に他人事のように眺めてた。まあ、実際他人事なのだが。
相対性理論とか量子力学とかが、さもそれらしく語られるが「ワームホール」あたりからどうでもよくなり、完全にノイズとして流して観た。まあこれは想定内で、C・ノーランのリアリティ・ラインは相変わらずフワフワしていた。

つまらなくはないが、面白くもない。
土埃のシーンとか、ロケーションはすごいが、度肝を抜かれるほどではない。『2001年』で感じた宇宙も、映画的体験もここにはなかった。
新年一発目で、なかなか微妙な映画を観た。

@新宿ピカデリー(1/2/2015)
B姐さん

B姐さん