インターステラーの映画初心者のネタバレレビュー・内容・結末

壮大なSF映画。（個人的にノレなかった映画）
【良い点】
親子の関係がどんどん深まって終盤での感動、この展開がとても良い
ロボットのキャラが和ませてくれる
話の終わり方が余韻を残してくれる
【悪い点】
壮大なSFの割に登場人物同士の小さな喧嘩が多くノレない
ブラックホールに吸い込まれてからのぶっとび展開があまりノレなかった

【総評】
個人的にノレなかった映画だけで良い映画だとは思います。SF映画というより親子愛の映画と言った方がいいかもしれない映画。

1回目score：3.8
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2回目鑑賞
1回目のノレなかったところがとことんノレず楽しめなかった。トウモロコシ畑に突っ込むシーケンス、ワームホール突入と最後のシーケンスだけは良い。

映像に関して、ホイテマ撮影監督ですが、映像美はあまり感じなかった。CG部分、ワームホールやブラックホールの描写は良かったものの、地球側ではあまり映像美を感じない。また、雪の惑星のセット感がかなり強く、安っぽく感じた。
トウモロコシ畑に突っ込むシーケンスのジブリっぽさ。ワームホールの突入に至っては、2001年宇宙の旅を超えていると思う、あまりに美しい。そして、エモーショナルなラストシーケンス、平穏な日常に戻ってきたという感じが良い。

ノーラン監督は映像作家の人だと思っていますが、今作は脚本に引っ張られていて、映像的面白さよりもドラマ重視にしているように思える。しかし、そのドラマが面白くない。宇宙飛行士はチームワークな活動ができるように訓練された人たち、しかしチームワークがバラバラでリアリティが乱れている気がしました。中盤はずっと人間同士の争いで絵的に魅力がないですし、人類を救うが主眼ではなくなっている。そのため、中盤はずっと退屈でした。宇宙に旅立つまでも40分ほどかけているのですが、長男の扱いが弱い。長女と主人公の話だけれど、長男がほぼ空気になってしまっていて残念。このプロット自体、映画よりドラマ向きな気がしました。

要約して言うと、映像美を感じるシーンは少なく、ドラマ重視だけれどドラマ部分がつまらない。ただ、ワームホールのシーンは最高なので一見の価値あり。