はせがわはるき

インターステラーのはせがわはるきのネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

SF映画で一番感動した。奇跡的に生き残る、ミッションを遂行する、みたいな筋書きはよくある。この映画は、いくつもの気づかない伏線があって、その認識されていない伏線を話を追うごとに回収していく。所々超越的な所はあるけど、それはSF映画である以上仕方ない。ブラックホールに一度入ってしまうと光さえも抜け出せないということを、人類は理論上ではわかっていた。だから誰もその特異点に到達することをトライしようとはしなかった。クーパーは、地球へ生還する2人分の燃料がないとわかった瞬間から、やむを得ない面もあったが、ブラックホールの特異点に向かい、その結果、時間を物理現象として出現させる五次元に到達した。パラレルワールド?のような場所で、マーフにモールス信号を送り、五次元は閉ざされた。時間の相対性理論によって、ブラックホール内での1時間が地球での数年になり、信号を解読したマーフが土星の軌道上にステーションを作り、宇宙空間で浮遊していたクーパーを救助した。クーパーとマーフは愛と科学で繋がっていて、マーフだけは父の帰りを信じて研究を続けた。マン博士が、命が恋しくなって嘘の信号を送り続けた所や、数々の犠牲を払った所、時間の相対性理論で地球のトムが父の生還を諦めたり色々な人が死んでゆく所など、宇宙映画だからこそのシーンも多々あった。