やっぱりノーランの映画はアスペクト比が変わる瞬間のワクワクが半端じゃない。
画面いっぱいに広がる歪んだ宇宙空間の描写が好みどストライクでした。最高に面白かった。
ノーベル賞を受賞した理論物理学者のキップ・ソーンが製作総指揮ということもあり、繰り広げられる複雑な理論に付いていけない部分も多々ありますが、それを補って余りある映像の綺麗さと新しい惑星へ降り立つシーンのワクワク感。そしてその希望が絶望に変わるタイミングがなんとも絶妙。
病で一度死去した後に奇跡的に蘇生したというラザロの名を冠している時点で、計画は元からプランBのことだけを意味してたんだなあ。
“Love is the one thing we're capable of perceiving that transcends dimensions of time and space.”
このセリフこそこの映画の全てなんだと思う。結局アメリアの恋人エドマンズの惑星こそが移住可能な地であったというのが感動的でもあり皮肉でもあるような。
それにしてもノーランの作品をほとんど映画館で観てこなかったことを激しく後悔。2020年に公開されるテネットは必ずIMAXで観ると心に決めた。