正直いってB級のSF映画をトップクラスの予算を使い込みなんとか質を保ったように見える。が、見せ方や演出がやや古臭すぎて2000年代初頭のような印象を受け、加えていえば音楽は壮大なのだがどこか上滑りするような映像とマッチしていないように感じた。
家族問題は中途半端、どこにフォーカスを合わせたいのかが微妙だ。
さらに言えば人物描写がうまくない。誰にも感情移入をすることは出来ないし結局そのせいで物語に浸ることもほぼなかった。
ラスト30分の展開はある程度読めていたしただただ退屈で苦痛な時間を過ごすだけだった。
個人的には凡作。話題にはなり評価は高いが結局オスカーも視覚効果しか取れていないのが物語っている。