手編みニットの編み目、コーデュロイの畝までもじっくりと映し出す。
パーリンカを買いに行くセンセイのゆっくり道中もじっくりと。
猫のシーンには絶句。
吹き荒ぶ風、ひたすら歩く人達。何も無いところから何も無いところへ。
マネキンチャレンジ並みに動かない人々の長回しにひたすら踊り続ける人々、おでこにパンのおっさん。霧を見て膝から落ちるイリミアーシュの意味深シーン。「初めて霧を見たのか?」
さすがに長さは感じましたけど、目に焼き付いて離れない映像体験に圧倒されましたね。
劇場で観たかったような。そこはちょっと怖気付くような438分。