ぽし

サタンタンゴのぽしのネタバレレビュー・内容・結末

サタンタンゴ(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

人生みたいな映画体験

最初の方結構寝ちゃったけど、夢と現実と映画と分からない世界にきたみたいになって瞑想的映画ってこういうこと?と思った

搾取する側される側とさらに大きな搾取する者がいるっていうのは、これまでもこれからも多分普遍的なものでまさに人生
映画観てる間にこんなに色んなこと考えたのは初めてだったかもしれない

あと、とにかく映像もそうだけど音が心地よくて、足音も雨音も風も馬も鐘も破壊の音もずっと聴いてられる

物語は円環構造になっていて、途中大きな負の連鎖から抜け出したように見えるけど結局最初に戻りまた世界は繰り返されていく

映画終わって外に出たらスクリーンの中と同じような強風で、ああ、世界は続いていくんだなと思った

救世主は現れなかった
でも私たちは生活を労働を続けなければいけない
ぽし

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