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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のhebのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

その日寝る場所も定まらず友達の所を転々とする様などうしようもないソロミュージシャンが主人公。
女にはだらしないわ他の演者にはヤジを飛ばすわ、ろくなものではありません。こだわりを大事にするあまり鳴かず飛ばすでくすぶっている彼の日常をただそのまま描いた様な作品です。
通して彼を引っ掻き回す猫は、自死してしまった(と語られる)元相棒の化身の様にも思えたり。

後にスターと呼ばれる人達が生まれるその影で、時代のめぐり合わせやちょっとした出会いの差で人知れず消えていった無名のアーティスト達。そういうお話にもとれるかなと。

突然のアダム・ドライバーには驚きましたが全体を通してパターソンを思い出すような肌触りでした。
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