訳がわからない。気持ち悪い映画。
甲斐甲斐しく子どもの世話をして、キャラ弁を作ったり一緒に歌を歌ったりしながら楽しく暮らす温かい母親が、夫の心変わりを機に離婚してからの豹変ぶりが急展開すぎて違和感だらけ。
たぶん現実でもどこかでこういうことは起こっているのだろうけど、そしてそれを90分にまとめたらこうなるんだろうけども、シーンが切り替わる毎に状況が変わっていて心の準備ができない。
さちちゃんの髪を可愛く結って、真っ白なワンピースを着せ、山盛りのチャーハンを作って家を出た母親。
「オムライスがいい」というさちちゃんに「え〜…、チャーハンでいい?」と答えたのは、もう子どもの好きなものを作ってあげる気もなくなったんだよね。最後だったのに。
さちちゃんが最後まで泣かず、粘土までも食べて懸命に母親の帰りを待つ姿は見ていられない。
窓も扉も目張りして閉じ込めて、お手洗いにも行けず、弟は亡くなってうじがわいて、こんな状態で何週間も放置されたら本当はもっと悲惨な映像になるはずだけど、そこまでは表現されていなくて正直良かった。恐ろしすぎる。
母親まじで意味がわからん。トラウマになりそう。