0926

子宮に沈めるの0926のレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
4.9
動かないカメラ、無駄な音のない空間、最低限の台詞が不気味さと無機質さを演出していた。しかしながら、覗き見している感覚にもなる視点の中で、焦点をずらすことで私たちの視線を誘導している。そして静寂の中に響く音一つひとつが私たちの耳にダイレクトに届く。不気味さと無機質さ、そして緊張感漂うこの映画は観ていてとてもエネルギーをつかった。
母として、女としてのそれぞれの孤独と苦しみが痛いほどに伝わってきた。
最後、彼女はあの部屋で一人の人間として何を思ったのだろうか。
0926

0926