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子宮に沈めるのramuのレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
1.9
小さい子供が居る身なので、余計にこういうニュースが流れる度に吐き気がする。

本作も実際に大阪であった二児餓死事件が題材になっている。
本作は母親が実行犯で、決して許される事では無いのだが、母親だけが悪いのではないとも思う。一箇所でもどこか頼れる場所、弱音を吐き出せる場所があれば違ったのかもしれないが、この世の中はそんなに生きやすくない。

子に過ぎたる宝なし。
子供は1人残らず皆、両親や周りの人に愛される事が当たり前な世界になって欲しいと切実に思う。

映画作品としての感想は、中途半端だなという印象でした。
ただこの二児の残酷で地獄な日々だけを描きたかったのか、悪趣味に感じた。
こういう事件を題材にして世に伝えたかったのであれば、母親の状況説明や心情が余りにも無かったのでもっと描いて欲しかった。
ロールキャベツの演出もただただ悪趣味。
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